鳴門市を舞台として渡船を利用して家族でも参加できる平坦なコースの『ショート:エンジョイとなるコース(24.4㎞、エイドステーション2か所)』と、鳴門スカイラインを中心としたチャレンジ心をくすぐる『ロング:チャレンジとなるコース(87.3㎞、エイドステーション7か所)』を自分の自転車で走る散策形式のロングライドチャレンジです。
レースではなく、それぞれのエイドステーション(以後ASで表記)を自分のペースで時間内に回るロゲイニングです。鳴門は鳴門鯛や鳴門ワカメなど全国でも有数のグルメ王国です。各ASでは地元の名物グルメを存分に味わっていただきます。参加者が、地元サイクリストのエスコートするコースを走るプランを設定します。
(参考)徳島新聞社デジタル版
https://www.topics.or.jp/articles/-/1125444
サイクルスポーツはサイクリングから本格的なレースまで多様な用途を持ち、若年層から高齢者層まで幅広い年齢層をユーザーとするスポーツです。加えてエコであり、環境にも優しいモビリティ手段であることから、観光関連産業を中心とした地域活性化にも有効な素材としてのサイクルツーリズムが大きく注目されています。
とはいえ、大規模なイベントや国際レースを誘致するには費用はもちろん、地域の行政や企業・団体など多くの関係者の理解と協力を得ること、また年に数回・数日だけで終わる一過性のものとして実施するのではなく、これら大会・イベントを基点として日常的に誘客を図ることができる観光素材・コンテンツに育てあげることが肝要です。特に会場となる鳴門市は2027年に大鳴門橋の自転車道開通を見据え、県外からの誘客を図る大きなチャンスが巡ってきます。
このような背景の下、サイクルスポーツ/サイクルツーリズムによる地域活性化を図ることを中・長期的な目標に控え本年をその試金石として、将来的には他地域とも連携した自転車レースや大規模なサイクリングイベントを計画したいと思います。