Team Site
三菱地所JCLプロロードレースツアー
レポートReport

「三菱地所 JCL ロードレースツアー2021」 第6戦 山口ながとクリテリウムは小坂光が優勝

2021.09.11

一般社団法人ジャパンサイクルリーグ(以下「JCL」という)が主催する自転車ロードレース「三菱地 所 JCL ロードレースツアー2021」、その第6戦となる「山口ながとクリテリウム」が911日 (土)、山口県長門市のルネッサながとにて開催されました。
800mの短い周回路を50周する、40km で行われたレースは、5人の先頭集団に3人を送り込んだ宇都宮ブリッツェンが有利に展開。最後は宇都宮ブリッツェン3人のみの先行に持ち込み、1-2-3フィニッシュで小坂光が優勝となりました。大会は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発出を受け、観戦自粛を呼びかける中での開催となりましたが、YouTube にてライブ配信が実施されました。

山口での JCL は連戦となり、翌 12 日(日)には美祢市で「秋吉台カルストロードレース」が開催されます。日本最大のカルスト台地、秋吉台のカルストロードを舞台にした、距離 118km の山岳レース。 こちらも YouTube でライブ配信(https://youtu.be/9DTGpvTJ7cw)が行われます。ぜひ、この機会に自転車競技ロードレースの魅力を体感していただければと考えています。

以下、本大会の模様をまとめたレポートになります。

2021-09-11_pic1.png

国内ロードレースのプロリーグ「三菱地所 JCL ロードレースツアー2021」の今季第6戦、「山口ながとクリテリウム」が911日、山口県長門市のルネッサながとで開催された。レースは序盤から逃げた 5 人がメイン集団をラップアウトする波乱の展開に。先頭5人中に3人を送り込んだ宇都宮ブリッツェンが、最後は同チーム3人での先頭とし、並んでフィニッシュ。ベテランの小坂光がトップカテゴリーのロードレース(クリテリウム)初優勝を飾った。

【テクニカルコースに序盤から波乱の展開】

長門市での国内トップリーグのロードレースは今回が初開催。複合文化施設「山口県立劇場 ルネッ サながと」の外周路を使った1800mのコースは、道幅が狭くコーナーが連続し、テクニックや位置取りが重要になるコース設定だ。直線路も短く、クリテリウムといえど過去行われた2大会(宇都宮、広島)とは異なる展開と結果が予想された。

2021-09-11_pic2.png

50 周回・40km で行われるレースは、長門市の江原達也市長が号砲を鳴らしスタート。直後からアタックと落車が入り交じる波乱の展開になった。まずは最前列からスタートした新人賞ジャージを着る宇賀隆貴(チーム右京 相模原)と、経験豊富なベテランの中島康晴(キナンサイクリングチーム) が先行。2周目に吉岡直哉(チーム右京 相模原)が合流して先頭は3人になった。

2021-09-11 pic3.png

まだ差がわずかのメイン集団からは、宇都宮ブリッツェンからまず小坂が先頭に合流。直後に先頭では吉岡が落車で脱落してしまう。わずかに差がつき始めた逃げ集団とメイン集団だったが、宇都宮ブリッツェンの小野寺玲と阿部嵩之が、それぞれ単独で追走をかけて合流に成功。逃げる先頭集団は中島(キナン)、宇賀(右京)と、小坂、小野寺、阿部(宇都宮)という、5 人のうち 3 人を宇都宮ブリッツェンが占める、圧倒的有利な展開となった。

2021-09-11_pic4.png

【メイン集団がラップアウトに】

メイン集団は、逃げに中島を乗せたキナンサイクリングチームが、追走を一旦断ち切る形でコントロールを開始。逃げとメイン集団の差は、10 秒、20 秒、30 秒と徐々に広がることになった。一方でストップ&ゴーの連続となる難コースに、メイン集団後方では脱落し始める選手も少なくなく、長く伸びたメイン集団の後方を、逃げ集団が視界に捉え始めていた。

2021-09-11_pic5.png

20 周目の周回賞は阿部が先頭で通過。ペースアップにより、逃げ集団がメイン集団後方を完全に飲み込む形となった。一方のメイン集団前方ではキナン勢がアタックを開始して、15 人弱がわずかに抜け出す形となった。このとき隊列としてはメイン集団の先行グループ、1 周ラップした逃げ集団の 5 人ら、完全にラップされたメイン集団の後方グループ、という 3 つの集団が 1020 秒程度ずつの差で走っている状態だ。

2021-09-11_pic6.png

追走集団にあたるメイン集団の先行グループは徐々にペースを上げていたが、ここで審判団はレースの混乱を避けるために、メイン集団全体をラップアウト扱いとすることを決断。レースは逃げの5人を再び先行させる形としたが、メイン集団全体がレースを止めたことで、コース上には 5 人の先頭集団のみが残ることとなった。

【波状攻撃の宇都宮ブリッツェン、意外な決着に】

終盤ラスト 10 周となると、いよいよ数的有利な宇都宮ブリッツェンが勝負を意識した攻撃を開始した。まず阿部が単独で先行して、ライバルに追走で脚を使わせる。阿部が吸収されると、今度は小坂がアタックする波状攻撃を見せる。

2021-09-11_pic7.png

ラスト 3 周で小坂も追走に吸収されそうになるが、その直後の第 1 コーナー、先頭で小坂を追走していた中島がスリップして落車してしまう。中島の直後を走っていた宇賀も巻き込まれてストップ。 この結果、先行していた小坂と、難を逃れた阿部、小野寺という、宇都宮ブリッツェンのみ3人が先行する形となった。

2021-09-11_pic8.png

2021-09-11_pic9.png

合流した 3 人はそのままラスト 2 周を隊列を組んで走り、最後は横並びのガッツポーズで小坂、小野寺、阿部の順にフィニッシュした。4 位は宇賀、5 位は中島だった。

【13 年目のロードレース初勝利】

シクロクロスのスペシャリストとして、チームが創設以来所属する小坂は、ロードレースのトップカテゴリーで優勝するのは初めてだという。シクロクロスで鍛えたテクニックとダッシュ力を武器に、今季はクリテリウムレースを中心にチームの勝利に貢献してきていた。

2021-09-11_pic10.png

「強いチームメート 2 人と前に乗ることができて、最後は『光が行っていいよ』と言っていただいて、 勝たせてもらいました。ブリッツェンに所属して 13 年目なんですけど、ロードレース(クリテリウム) トップカテゴリでの初勝利ということでとてもうれしいです。この勝利はブリッツェンの会長の砂川 会長に贈りたいと思います」

そう語った小坂。じつはチームの立ち上げ時より携わってきた、運営会社の砂川幹男会長が、現在闘病中で厳しい状況にあることを、インタビューで明かした。レース前日も会長のために頑張ろうとチームで話し合い、自身もレース中の辛い局面での勇気につなげたという。

「すごくいい報告ができるのでうれしいし、ブリッツェンとしては勝つ時はいつもそうなんですけど、 チームワークをすごく見せつけて、みんなでつかみ取った勝利という意味でも、すごくうれしいです」

レースの結果を受けて、ツアーリーダーはスプリント賞のブルージャージが小野寺に移動。個人ランキングトップのイエロージャージは、畑中勇介(キナンサイクリングチーム)が変わらず保持する。

2021-09-11_pic11.png

JCL の山口ラウンドは土日連戦となり、翌 9 12 日(日)には美祢市で「秋吉台カルストロードレ ース」が行われる。山口国体ロードレースの舞台にもなった、日本最大のカルスト台地・秋吉台を貫 くカルストロードをコースにした、本格山岳レースだ。レーススタートは午前 10 時。9 30 分より YouTube にてライブ配信が行われる。

【リザルト】

山口ながとクリテリウム 40km 平均速度45.12km/h

1 小坂光(宇都宮ブリッツェン) 0:53'11"
2
小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +0"
3
阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +0"
4
宇賀隆貴(チーム右京 相模原) +17"
5
中島康晴 (キナンサイクリングチーム) +50"

(ラップアウトされた 6 位以下は、残り 15 周のフィニッシュライン通過時のグループごとに、グループ先頭の順位適用。詳細は添付の PDF リザルトを参照ください)

JCL 各賞リーダージャージ表彰

2021-09-11_pic12.png

イエロージャージ(個人ランキングトップ)

畑中勇介 キナンサイクリングチーム

ブルージャージ(スプリント賞)

小野寺玲 宇都宮ブリッツェン

レッドジャージ(山岳賞)

山本元喜 キナンサイクリングチーム

ホワイトジャージ(新人賞)

宇賀隆貴 チーム右京 相模原

地元特別表彰

日出男商会 周回賞(20 周目) 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)

サイクリングサロン HIROSHIGE 周回賞(30 周目) 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)

COLORS BIKE&CAFÉ 周回賞(40 周目)

小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)

山口県自転車競技連盟 敢闘賞 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)

2021-09-11_pic13.png

大会概要

タイトル:山口ながとクリテリウム
開催日:
2021 9 11 日(土)
開催地:ルネッサながと特設周回コース
759-4106 山口県長門市仙崎 10818-1
コース:800m×50LAP Total 40km

ツアー主催:一般社団法人ジャパンサイクルリーグ
ツアー運営:株式会社ジャパンサイクルリーグ
ツアー後援:国土交通省、経済産業省、スポーツ庁
大会主催:山口ながとクリテリウム実行委員会

【YouTube 配信動画はこちらから】

三菱地所 JCL プロロードレースツアー 第 6 戦 山口ながとクリテリウム https://youtu.be/44hrajpb-Ts

Leader Jersey
第6戦終了時点

リーダー賞 イエロージャージ イエロージャージ (リーダー)

畑中 勇介

畑中 勇介キナンサイクリングチーム

スプリント賞 ブルージャージ ブルージャージ (スプリント)

小野寺 玲

小野寺 玲キナンサイクリングチーム

山岳賞 レッドジャージ レッドジャージ (山岳)

山本 元喜

山本 元喜キナンサイクリングチーム

新人賞 ホワイトジャージ ホワイトジャージ (新人)

宇賀 隆貴

宇賀 隆貴チーム右京相模原

JCL Ranking

Individual
第6戦終了時点

Team Name PTS
1 畑中 勇介キナンサイクリングチーム 407
2 新城 雄大キナンサイクリングチーム 342
3 増田 成幸宇都宮ブリッツェン 294

個人ランキング一覧

Team
第7戦終了時点

Team
1 キナンサイクリングチーム
2 宇都宮ブリッツェン
3 スパークルおおいたレーシングチーム

チームランキング一覧

  • JCLホビーロードレース

JAPAN CYCLE LEAGUE TITLE PARTNER

  • 三菱地所

JAPAN CYCLE LEAGUE PARTNERS

  • シュアラスター株式会社
  • 株式会社Champion System Japan
  • 株式会社キナン
  • 井上ゴム工業株式会社
  • 株式会社フィリップス・ジャパン
  • ヨネックス株式会社
  • 三菱自動車工業株式会社
  • 株式会社JTB
  • トッパンフォームズ株式会社