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三菱地所JCLプロロードレースツアー
レポートReport

「三菱地所 JCL ロードレースツアー2021」 第7戦 秋吉台カルストロードレースは山本大喜が優勝

2021.09.13

一般社団法人ジャパンサイクルリーグ(以下「JCL」という)が主催する自転車ロードレース「三菱地 所 JCL ロードレースツアー2021」、その第 7 戦となる「秋吉台カルストロードレース」が 9 12 日(日)、山口県美祢市のカルストロードを舞台に行われました。
1 29.5km の周回コースは、フィニッシュライン前約 1.5km の急勾配区間「カルストベルグ」をはじめ、上り下りが連続する本格山岳コース。これを 4 周する 118.0km のレースは、最終局面に残った約 10 人の先頭集団が、最後のカルストベルグでの力勝負。これを山本大喜(キナンサイクリ ングチーム)が制して、自身の JCL 初勝利を飾りました。山本はツアー個人ランキングでも首位に立ち、イエローのリーダージャージに袖を通しました。 大会は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発出を受け、観戦自粛を呼びかける中 での開催となりましたが、YouTube にてライブ配信が実施されました。

JCL の公道レースでは初めてチームカーがレースに伴走し、美しいカルスト台地の風景とあわせて、 本場欧州プロレースを思わせるレースの光景となりました。
JCL は秋以降も大会を数戦開催する方向で調整中です。国内トップレベルのプロ選手がぶつかる 熱戦が各地で展開されます。ぜひ、この機会に自転車競技ロードレースの魅力を体感していただけ ればと考えています。

以下、本大会の模様をまとめたレポートになります。

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国内ロードレースのプロリーグ「三菱地所 JCL ロードレースツアー2021」の今季第 7 戦、「秋吉台 カルストロードレース」が 9 12 日、山口県美祢市で開催された。レースは最終的に約 10 人に絞 り込まれたメイン集団から、ゴール前の急坂での競り合いを制した山本大喜(キナンサイクリングチ ーム)が JCL 初優勝。同時にシリーズ首位のイエロージャージにも袖を通した。

【名物の急坂「カルストベルグ」がカギに】

コースは山口国体ロードレースの舞台にもなった、日本最大級のカルスト台地・秋吉台を貫くカルス トロードを往復し、両端に折り返しの周回路を設けた 1 29.5km の公道コースが設定。これを 4 周する 118.0km で行われた。

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コースのポイントはフィニッシュ前 1.3km からの急坂、通称「カルストベルグ」。前半は 15%前後のまさに「壁」といえる急勾配が続き、後半は若干緩むもののフィニッシュラインまで一度も休むこと ができない、クライマーによる力勝負のステージだ。

レースは美祢市の篠田洋司市長の号砲でスタート。1 周目はさまざまなチームが小さなアタックを仕掛け、抜け出しては飲み込まれるという、主導権争いが続いた。中間地点の大正洞前に設けられたスプリントポイントは、前日のレースで落車負傷した中島康晴(キナンサイクリングチーム)が先頭で通過し、周囲の心配をはねのける闘志と走りを見せた。

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【山岳賞リーダーら 5 人の逃げ集団が先行】

最初のカルストベルグではやはり集団が大きく割れたが、その後再び大きな集団へと戻った。しかしコース中盤のアップダウン区間で、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)がアタックして抜け出すと、ここに山岳賞ジャージを着る山本元喜(キナンサイクリングチーム)、新人賞ジャージの宇賀隆貴(チー ム右京 相模原)、そして渡邊翔太郎(那須ブラーゼン)、孫崎大樹(スパークルおおいたレーシングチ ーム)が合流して、5 人の逃げ集団が形成された。

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メイン集団は逃げに選手を送り込んでいない、VC 福岡、ヴィクトワール広島、さらにレバンテフジ静岡の選手らが集団先頭でペースを作った。逃げとメイン集団のタイム差は、1 分台前半で推移した。

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先頭では山岳賞ジャージを着る山本元喜が、カルストベルグの上りでは快調。山岳ポイントがかかる 2 周目、3 周目のフィニッシュラインはともに単独先頭で通過し、ポイントを重ねて山岳賞ジャージもキープした。また 3 周目のスプリント賞は孫崎が先頭通過して獲得した。

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【手に汗握る終盤の攻防】

3 周目、ラスト 1 周へと向かうカルストベルグの上りでは、逃げの 5 人を射程圏に捉えていたメイン集団が、大きくペースアップした。集団から抜け出した小石祐馬(チーム右京 相模原)と、トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)が、山岳ポイントで抜け出していた山本元喜と合流して、新たに 3 人の先頭集団を形成した。

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これを追う 4 人の集団は、阿部と増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、宮崎泰史(スパークルおおいたレーシングチーム)、そして山本大喜(キナンサイクリングチーム)という顔ぶれ。キナン勢は先頭 3 人のうち 2 人を占め、さらに追走の抑えにも 1 人が加わっているため、数的に有利な展開だ。

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しかし下りで、追走集団に後方から、上りで一時遅れていた 10 人ほどが合流。宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンのアシスト選手が複数追走に加わったことで、一時は 50 秒まで広がったタイム差が、再び縮まり始めた。復路のカルストロードに入ったところでついに追走が先頭を捉え、集団は再びひとつになった。ここで新人賞ジャージを狙う本多晴飛(VC 福岡)が単独抜け出して先行するが、メイン集団はキナン勢が前を固めてペースを作り、最後のカルストベルグに向け緊張感を高めていった。

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【カルストベルグの力勝負を制したのは】

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いよいよ最後のカルストベルグの上りに、本多が約 10 秒先行して突入。急勾配区間に入ると谷順成(那須ブラーゼン)がアタックして本多をかわし、単独先頭に立った。また 2 番手にも佐藤宇志(那須ブラーゼン)が抜け出し、ブラーゼンが今季初勝利に向けて勝負に出た。少し離れて増田、宮崎、山本大喜が、若干けん制気味に追走する。

残り 500m のコーナーに入ると、増田が佐藤を捕らえると同時に、後方から宮崎が一気にスピードを上げて先頭へ飛び出した。これに反応できたのは谷と山本の 2 人。山本、谷のカウンターアタック合戦で優ったのは、山本の脚だった。ラスト 200m で先頭に立つと、2 人を引き離して単独でゴールラインへと飛び込んだ。

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優勝 山本大喜(キナンサイクリングチーム)のコメント

前半からキナンサイクリングチームで攻撃する展開に持ち込め、ずっと有利な展開にすることができたのが勝因です。全員が勝ちを狙えるようなチームなので、最終局面まで(優勝を狙うエースは)決まってませんでした。トマさんと兄(元喜)が逃げたときには 2 人に任せようかと思ったんですけど、最終局面で捕まって、チームのなかで脚が残っているのが自分だとわかったのでそこからチームメイトにアシストしてもらって、上り勝負で自分が行くという判断をしました。那須ブラ―ゼンの谷選手、スパークルおおいたの宮崎選手が強くて、ベテラン選手の増田選手は実力も経験値も豊富なので最後、ゴールラインを切るまで来るんじゃないかとびくびくしながら前だけを見て走り抜けました。 今シーズンは上りで調子がよく、チームメイトも誰もが強くて、チーム一丸となって 1 勝でも多く勝ちたいと思います。

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【リザルト】
秋吉台カルストロードレース
118km 平均速度38.60km/h

1 山本大喜(キナンサイクリングチーム) 3:03'23"
2
宮崎泰史(スパークルおおいたレーシングチーム) +6"
3
谷順成(那須ブラーゼン) +14"
4
増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +19"
5
小石祐馬(チーム右京 相模原) +23"
6
佐藤宇志(那須ブラーゼン) +25"
公式リザルトは添付の PDF を参照ください。

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JCL 各賞リーダージャージ表彰

イエロージャージ(個人ランキングトップ)
山本大喜 キナンサイクリングチーム

ブルージャージ(スプリント賞)
小野寺玲 宇都宮ブリッツェン

レッドジャージ(山岳賞)
山本元喜 キナンサイクリングチーム

ホワイトジャージ(新人賞)
宇賀隆貴 チーム右京 相模原

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地元特別表彰

大正洞清風苑 賞(1 周目スプリントポイント先頭通過)
中島康晴(キナンサイクリングチーム)

荒川電気工業 賞(2 周目の山岳ポイント先頭通過)
山本元喜(キナンサイクリングチーム)

サファリランド 賞(3 周目スプリントポイント先頭通過)
孫崎大樹(スパークルおおいたレーシングチーム)

山口県自転車競技連盟 賞(2 周目の山岳ポイント先頭通過)
山本元喜(キナンサイクリングチーム)

山口マツダ 敢闘賞
小石祐馬(チーム右京 相模原)

大会概要

タイトル:秋吉台カルストロードレース
開催日:
2021 9 12 日(日)
開催地:秋吉台ジオパーク特設コース

754-0511 山口県美祢市秋芳町秋吉 11237-862
コース:29.5km×4LAP Total 118.0km
ツアー主催:一般社団法人ジャパンサイクルリーグ
ツアー運営:株式会社ジャパンサイクルリーグ
ツアー後援:国土交通省、経済産業省、スポーツ庁
大会主催:秋吉台カルストロードレース実行委員会

【YouTube 配信動画はこちらから】
三菱地所 JCL プロロードレースツアー 第 7 戦 秋吉台カルストロードレース
https://www.youtube.com/watch?v=Qv6BVyeFvBw

Leader Jersey
第6戦終了時点

リーダー賞 イエロージャージ イエロージャージ (リーダー)

畑中 勇介

畑中 勇介キナンサイクリングチーム

スプリント賞 ブルージャージ ブルージャージ (スプリント)

小野寺 玲

小野寺 玲キナンサイクリングチーム

山岳賞 レッドジャージ レッドジャージ (山岳)

山本 元喜

山本 元喜キナンサイクリングチーム

新人賞 ホワイトジャージ ホワイトジャージ (新人)

宇賀 隆貴

宇賀 隆貴チーム右京相模原

JCL Ranking

Individual
第6戦終了時点

Team Name PTS
1 畑中 勇介キナンサイクリングチーム 407
2 新城 雄大キナンサイクリングチーム 342
3 増田 成幸宇都宮ブリッツェン 294

個人ランキング一覧

Team
第7戦終了時点

Team
1 キナンサイクリングチーム
2 宇都宮ブリッツェン
3 スパークルおおいたレーシングチーム

チームランキング一覧

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