今回は、JCL加盟チームに加えて、3つの強豪クラブチーム、JCL代表チームであるJCL TEAM UKYOが参戦しました。
今シーズンは移籍が活発で、チーム戦力も大きく変化し、結果が読みにくいレース展開になりました。
天候はあいにくの雨……。コースは基本的に平坦、さあ、どんなレースになるのでしょうか?
気温が低く、選手には厳しいコンディション…。序盤は、宇都宮ブリッツェンの阿部選手、JCL TEAM UKYOの岡選手など、強力な選手が逃げを演出しますが、吸収されてしまいます。
後半は、レバンテフジ静岡の床井選手、宇都宮ブリッツェンの本多選手、JCL TEAM UKYOの山本選手、そしてヴィクトワール広島のカーター選手が逃げをつくります。協調をしながら、淡々と逃げ続けますが、最終盤でじわりじわりとタイムギャップを縮めていき、手に汗握る展開に!
そんな中、ヴィクトワール広島のカーター選手が単独で力強くアタックをかけ、3人を引き離して、独走体制に入ります。これが圧倒的に速かった…!そして、後方集団の追走が困難だと判断したJCL TEAM UKYOの岡選手が単独で踏み込んで追走しますが、追いつかず、カーター選手が単独逃げ切りゴールとなりました。
ヴィクトワール広島に新規加入のカーター選手…圧倒的な実力で、JCL初参戦・初勝利を上げました。
前日のロードレースに続き、またもや、冷たい雨の中でレースがスタート。
工業団地の一角を封鎖したコースは900mの直線を25往復する45㎞のショートコースで、ホーム・バックともに長いストレートと2度のUターンというコースレイアウトが舞台です。
序盤から終盤にかけて終始、JCL TEAM UKYOの山本選手がアタックを仕掛け、レースを厳しく面白いものに仕立てていきます。たった一人の波状攻撃!!気迫の走りでした。
前日に優勝したヴィクトワール広島のカーター選手をはじめとして、展開を作ろうと動きますが、ライバルチームから厳しいマークを受けます。そして、宇都宮ブリッツェンもスプリント勝負を意識して、逃げを許さない展開が続きます。
いよいよ最終コーナー……インから飛び出したJCL TEAM UKYOの岡選手が500mゴール手前から全力で先頭で踏み続ける力強いゴールスプリント!宇都宮ブリッツェンの小野寺選手、キナンレーシングチームの孫崎選手などが後ろから追い上げますが、スプリントラインを見極めたVC FUKUOKAの渡邊選手が飛び出して勝利!
VC FUKUOKAの渡邊選手は、昨年度の年間新人賞・ホワイトジャージ獲得ライダーですが、このレースでJCL初勝利となりました。
どのチームが勝つか分からない、強豪チームも判断を間違えれば潰されてしまう……そんなチームの戦力バランスが整ったレースが一番面白いのがプロスポーツです。
宇都宮のレースは、地元宇都宮ブリッツェンや、スプリントに強みをもつスパークル大分などが勝利を続けていましたが、今年はそんなトップチームをヴィクトワーク広島、VC FUKUOKAといったチームが打ち負かしています。
JCL代表チームであるJCL TEAM UKYOは今回特別参戦でしたが、国内レースをもっと厳しく、展開の読めないものに盛り上げるべく、アタックを繰り返しました。
今後のさらなる盛り上がりにぜひご期待ください!!